未経験だけどパラリーガルを目指すにはどうしたらいいの?パラリーガルの仕事内容が知りたい
自分に合ったパラリーガル求人はどうやって探せばいいの?
パラリーガルのキャリアパスを知りたい
未経験だし年齢的にもパラリーガルを目指すのは無理かな?
法律業界の仕事に憧れてるから実現したい!
こんにちは、MFK’s ROOM(もふこずるーむ)中の人・もふこです。
この記事は、法律業界未経験の30代(当時1児の母)で転職に成功した筆者の経験を元に執筆しています。
現役で法律業界通算10年超のわたしが法律業界へのリアルな転職必勝法をお伝えします。
ぜひご参考になさってくださいね。
未経験でパラリーガルを目指すのはちょっと勇気が必要ですが、キャリアアップを目指せるのでおすすめの職業ですよ!
ぜひ、ご参考になさってください
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パラリーガルとは?
パラリーガルの「para(パラ)」は、補助的な・近くを意味し、「legal(リーガル)」は「法律」を意味します。
簡単にいえば、弁護士事務所の事務職員のことです。
ですが、パラリーガルは一般的な事務職とは異なり、弁護士による指示・監督のもと、限定的な法律に関わる業務を行うことを専門としています。
医者と看護師のような関係をイメージしていただければよいと思います。
また、アメリカでは、専門職として広く知られており大学や専門学校でパラリーガルを養成する環境も整っており収入も高めです。
弁護士にとってはなくてはならない存在なんですよね。先生にはご自分の業務に集中していただきたいですし!
一方、日本ではまだあまり知られていないのが現状ですが、近年はテレビドラマの影響や小室圭さんのニュースなどで少しずつ認知度も上がってきたような印象。
特に、裁判に関する業務は煩雑で細かな作業もあります。
弁護士業務をより効率的に遂行するためには、パラリーガルは欠かすことのできない存在なのです。
パラリーガルは、法律の専門知識を要することから、頑張り次第では生涯にわたって続けられる仕事です。
一通りの業務を覚えて経験を積めば、キャリアアップもしやすいですよ!
ちなみに私の好きなリーガルドラマは「HERO」「99.9%」最近では「うちの弁護士は手がかる」などです!
他にも気になるものはあるけど育児中はなかなか見る時間が・・・。
パラリーガルの仕事内容
事務所の規模や方針により異なりますが、一般的な業務内容は以下のとおりです。
・秘書的な業務(弁護士のスケジュール管理)
・コピー、ファイリング、PDF
・顧客の記録管理、顧客への連絡(メール・電話・チャット)
・訴訟に関する調査や訴訟文書作成、準備
・判例・法令などの検索、リサーチ
・内容証明郵便の作成・発送
・調停・仲裁・示談交渉に関する調査、文書作成
・支払督促、強制執行、民事保全、供託、差押え手続
・不動産登記簿、商業登記簿、住民票、戸籍関係の資料収集
・裁判所や官公庁への外出業務
・郵便物対応や小口管理
・来客時の呈茶対応
・事務所内の備品買い出し、清掃 など
パラリーガルが必要とされる理由
先にも少し触れましたが、弁護士業務はとても煩雑で多岐に渡ります。
特に、裁判事務は書類の種類や数も多く提出期限もあるため事件の内容やサポートがなければ夜遅くまでかかることも・・・
個人事務所の先生が「立ち上げ当初は全て自分1人でこなす」という話も珍しいことではありません。
ですが、案件が増えてくるとこれは非常に難しい話ですしヒューマンエラーも起き兼ねませんよね。
ここで、パラリーガルの本領発揮です。
弁護士でなければできないことと、弁護士でなくてもできるところをしっかりと棲み分けることで、弁護士は本来の業務に専念でき、効率的な業務運営が可能となります。
パラリーガルは、事務所内の業務運営はもちろんのこと間接的ではありますがクライアントの利益にも貢献することができる素晴らしい仕事です。
パラリーガルの平均年収と待遇
業務内容
雇用形態
法律事務所の規模や立地
自身のスキル(特に英語ができるか否かで大きく変わります)
パラリーガルの年収は、法律事務所の規模や立地、自身のスキルにより異なります。
【日本のパラリーガルの年収】
大手や都内の法律事務所では500~600万円ほどの高報酬の傾向がありますが、英語の読み書きはもちろんのこと法律事務所での経験値等相応のスキルが求められます。
海外案件や外資系企業の案件などを取り扱う場合は年収が大幅に高くなるので、英語の素養がある方は、ぜひキャリアアップを目指してください!
新卒未経験でパラリーガルになった場合の収入は決して高くありません。
ですが、コツコツと経験を積みキャリアアップを図れば専門的な高いスキルと経験値で高収入を目指すこともできます。
法律を扱うことから社会的信頼も高く大いにメリットがあるのではないでしょうか。
パラリーガルのキャリアアップについては後述しますね。
パラリーガルは未経験でもなれる?
未経験からの転職必勝法
わたしが個人的に感じることですので参考程度におさえてくださいね。
大卒以上
未経験からの法律業界への転職はそこまで難しいことではありません。
高卒(一般事務経験あり)
事務所によっては大丈夫。前の事務所には優秀な管理職の方がいらっしゃいました。
高卒(一般事務経験なし、30代以上)
難しいので努力・コツが必要
必要なスキルや資格
前述のとおり、日本でパラリーガルになるためには特別な資格は必要ありません。
ですが、一般事務経験は必須ですので派遣やパートなどである程度の期間経験を積んでおくと良いかと思います。
法律用語の理解(先に頭に入れておくとスムーズ)
論理的思考力(結論から述べ端的に)
コミュニケーション能力(クライアント対応)
素直さ
最低限のPCスキル(Word・Excel・PowerPoint/ドキュメント・スプレッドシート・スライド)
チャットツール(slack、chatworkなど)&web会議システム(ZOOM、Googlemeets、Teamsなど)
一般的な事務処理能力(正確かつスピーディに) など
まず、法律用語の理解は、法律業界で働く上で必須となる知識です。
これには民法や刑法などの基本的な法律知識が含まれますのでいきなり難しいものから始めるのはおすすめしません!
また、法解釈スキルは、ある事象がどの法律に基づいて処理されるべきかを考え、判断する能力ですが、これは実務的な場面で大いに役立ちますが有資格者として勤務する場合でない限り必須ではありません。
次に、論理的思考力ですが・・・・
「は?」ってなりますよね、たぶん。
あるあるだと思うのですが実際に弁護士の先生と話すと特徴的なんですよね。とっても端的!法律問題は論理的に解決されるからなんでしょうね。
次に、コミュニケーション能力については、クライアントとのやり取りやチーム内での作業を効率的に進めるために必要なスキルなので既に社会人経験のある方は問題ないと思いますよ。
パラリーガルに必要な基礎知識などはamazonなどで購入可能ですし、多くの法律事務所ではOJTがありますのであまり心配する必要はありません。
以下は、少し古いものになりますが基礎的な内容は無料で読めるこちらをご参考になさってください。
「パラリーガルに向いている人」は後述します。
パラリーガルへの転職を成功させるコツ!
パラリーガルへの転職を考えている方、ご興味のある方はご参考になさってくださいね。
効果的な履歴書・職務経歴書の書き方
人気のある企業の選考を突破するためには、履歴書や職務経歴書の書き方は非常に重要なポイントです。
最近では、紙ではなくメールに添付する方法で履歴書や職務経歴書の提出を求められる企業や法律事務所が一般的になってきましたね。
つまり、応募の段階から基本的なパソコンスキルや伝え方、メールの挨拶文、面接後のお礼文に至るまでチェックされていると思ってください。
内定を掴み取りましょう!
写真はスーツで清潔感を大切に
誤字脱字はダブルチェックしよう!
志望理由は「結論」からはじめ端的に伝えよう。
パラリーガルという職業を志望する具体的な理由を伝える。
◯ご依頼者様及び事務所に貢献できるように正確かつスピーディな対応で弁護士のサポートをしたい
×資格取得のために実務を勉強したい(うちは勉強する場ではないと思われる)
現在パラリーガルとして働くために努力していることをアピールする。
◯基礎的な法律知識を身につけるために法律専門予備校に通っている
数ある法律事務所の中からなぜその事務所を希望したのかを具体的に伝える。
※わたしは、希望する事務所のホームページや代表弁護士の情報を集めリサーチしました。その中から共感ポイントや自分の興味関心と親和性のある事柄をピックアップしアピールしました。
将来のビジョンをさりげなく伝える
◯将来は管理職としてキャリアアップしたい
△将来は資格を取得して独立したい(すぐ辞めてしまう人は基本的には歓迎されないケースも)
勤務条件などは、基本的には自分の希望ばかり書かず面接時に質問するなどしましょう。
あくまで一般的な事柄ですが、事務所や企業風土により異なります。
自分の希望によりマッチした希望条件の法律事務所や企業法務への転職活動をされるのであれば
『法律業界専門の転職エージェント』をおすすめします。
求人サイトや派遣会社にも情報はありますが、サポートを担当する方が法律業界に熟知していなければミスマッチが生じることは避けられません。
有名な大手派遣会社でも法律業界には数が少ないです。
実際にエージェントの担当者のの方と面談していると「自分ではわからなかったけど、ここって実は強みだったんだ!」と思わぬアピールポイントが見つかることも。
法律業界で求められる人材は、一般企業とは少し異なる部分も多いため法律業界専門のプロのサポートを受けながら進める方が断然効率的です。
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面接対策と選考プロセス
面接対策は一般的な企業と変わりありません。
ですが、面接では明るくハキハキと受け答えをしましょう。
また、PCスキルテストではタイピングチェックやエクセル・ワードなどの基本的なチェックが行われることが一般的です。
わたしが勤務していた法律事務所では当時3次面接までありました。
事務所によりますが、割と大きめの事務所ではパート勤務希望であっても「筆記&PCスキルテスト」「現場マネージャー面接」「担当部署弁護士面接」「代表による最終面接」があります。
※筆記試験では、一般常識から法律に関する基礎知識が問われることも。
無理して法律用語を使おうとせず、あくまで弁護士のサポートをする立場だということを意識して臨むとよいかと思います。
また、希望する事務所の得意分野に関する情報が自分の興味関心と親和性が高いと、実際に働き始めた後も業務の習熟度は高いと思いますよ!
どちらかというと、コミュニケーション能力が高く接しやすい人材が採用されやすいのではないかと思います。
面接後は、その日のうちにお礼メールを送ることも忘れないようにしましょうね。
パラリーガルの求人の選び方!自分に合った事務所選び【未経験OK】
自分に合ったパラリーガル求人の選び方
事務所の取扱業務
立地(通いやすいか)
収入面
雇用形態(主婦の方なら最初はパートから始めるのもおすすめですよ)
家族環境に配慮してもらえるか
残業や休日出勤の有無
福利厚生
これらを1つの判断基準にしてみてください!
はじめから無理してしまうと続かなくなってしまうと思うので、法律業界未経験の方はOJT体制(教育体制)が整った環境のある事務所を選ばれることをおすすめします。
また、実際に面接で事務所を訪れた際に事務所の雰囲気や弁護士との相性もチェックしてみてくださいね!
弁護士との相性はとても大事です。
なんといっても仕事上のパートナーとなる存在ですから!
おすすめのエージェント情報
ネットで検索すると大手求人サイトでたくさんの法律事務所や企業法務の求人を検索することができますね。
ですが、未経験からスタートしたわたしがおすすめするのは『転職エージェント』です。
大手求人サイトや派遣会社も良いのですが転職エージェントと派遣会社では以下のような違いがあります。
◾️転職エージェント・・・紹介した企業から内定が出るとその内定先企業と直接雇用契約を結ぶ。
◾️人材派遣・・・派遣先が決まったとしたとしても雇用契約は登録している派遣会社です。
自分が、どのような雇用形態で働きたいかによって異なります。
わたしは、キャリアアップを目指して実際に両方登録し転職活動をしましたが、福利厚生などの条件が良ければ転職エージェントを活用した方が理想に叶う転職ができるのではないかと感じます。
担当の方は、親身になって聞き取りをしてくださり、自分に不足しているスキルや推しポイントなど的確なフィードバックしてくださいます。
業界のトレンドなども知ることができるんですよね。これはありがたかったです
もう少し家庭環境が落ち着いたら、企業内法務のサポートに関する仕事もしてみたいと思っています。
もちろん、登録している転職エージェントに相談に行きますよ!
【体験談】パラリーガルの仕事現場
パラリーガルの1日をみてみましょう。
大所帯の事務所だとチーム制で動くことが多く特定の分野をメインに受け持つことが多いかと思いますが、個人事務所などは幅広い分野をこなすうえ細かな庶務業務が追加されるイメージだと思ってくださいね。
100人を超えるような事務所になると電話対応や来客対応、庶務業務は専門部署が行うこともあります。
具体的な仕事内容と流れ
- 9:30〜
-
始業(タスクの確認
郵便物、折り返し電話対応、メール、チャット) - 9:45〜
-
メール・チャットの返信、電話折り返し対応
- 10:30〜12:00〜
-
裁判事務、来客対応、電話取次、会議など
- 12:00〜13:00
-
お昼休憩
- 13:00〜17:00
-
裁判事務、来客対応、電話対応、会議、官公庁への外出業務、庶務業務(備品発注、環境整備)など
- 17:00〜
-
残業(最近はない事務所も増えてきた印象)
現場の声:パラリーガルのインタビュー
・資格試験の勉強をしていて実務を学びながら働きたいので選んだ。大きな声じゃ言えないけど資格取得後は独立開業するつもり。(30代 主婦 前職・飲食関係)
・法律事務所でキャリアを積んでから次の転職では年収アップを狙っている。(20代 独身女性 前職:出版関係)
・行政書士資格を持っているが、裁判事務に携わりたかった。(30代 男性 前職:行政書士)
これらは、わたしの同僚から聞いた内容です。
それぞれ目的は異なりますが、法律事務所でパラリーガルとして勤務する経験を重視し次のステップに繋げたいという気持ちは共通していますよね。
最初に勤務した法律事務所で習得した内容がベースとなりますので、最初が肝心です!
ぜひ、2〜3箇所の転職エージェントに登録し担当者に相談して自分に合いそうな事務所を紹介してもらってください。
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パラリーガルとして成功するためのコツ
・規則正しい生活
・ストレスを溜めない
・タスク管理スキルを上げる
・勉強する姿勢を忘れない
規則正しい生活?と思われるかもしれませんが、やっぱりこれとても重要です!
書類のミスやFAXの送信をミスったらとても恐ろしいことになります・・・。
こういうヒューマンエラーって回避するには心身の健康が何より大事ですよ!休憩はしっかり取って、リフレッシュしましょうね。
もし、お昼休憩や過度な残業が常態化していればそれはブラック・・・・。すぐに転職活動をはじめましょう笑。
職場環境や業務に慣れてきたら、法律系資格取得や英語学習に取り組んでみるのもおすすめですよ。
高卒で書類選考すら引っ掛からなかったわたしが転職に成功したコツはこちらの記事もご参考になさってくださいね。
パラリーガルのキャリアアップについて
パラリーガルとして働くことで何を学び、どのように成長したいですか?
職場環境や業務に慣れてきたら、法律系資格取得や英語学習に取り組んでみるのもおすすめですよ。
キャリアアップのパターン
【管理職】
パラリーガルとして基本的なスキルや知識を習得した後、他のパラリーガルの指導やチームマネージメントを担うポジションになる。
【転職】
法律事務所での経験を活かして、今より高待遇の大手事務所や企業内の法務部など別の職種に転職する。
【法律系資格取得】
法律専門の予備校で弁護士や司法書士、行政書士などの士業を目指す。実務経験があるので独立しやすい。
他にも、起業したり時代にマッチした方法でキャリアを磨く方法がありそうですよね。
キャリアアップは自分自身で積み上げるほかありませんので、情報集取しながらコツコツ頑張りましょう!
キャリアアップの道のり
パラリーガルとしてキャリアアップを図りたいのであれば、資格取得は客観的な証明となり、現在の職場や転職の際にも大きくアピールできる材料となります。
そして、語学の素養がある方は改めて語学力を高めたり、ある程度スキルがある方は大手事務所へ転職する際に大変有利です。
語学力は本当に強いです!
また、経験を積んだパラリーガルは派遣やパート・アルバイトとしても需要があります。
特に女性の場合は、結婚・出産を経てもキャリアを継続しやすく長く安定的に働くことができるでしょう。
まさに、今のわたしの状況のことですね。
子どもが少し手が離れてきたので来年あたりから資格取得の勉強を再開しようと考えています。
資格取得したら企業内法務や知的財産に関する業務に携わりたいとぼんやり考えていますよ。
パラリーガルは、キャリアを積み上げていけば大幅な年収アップも期待できる職業です。
パラリーガルは将来性があり安定した職業!【考察】
ぶっちゃけ一般事務の方が負担が少なそうだし年収高くない?
と思われた方も少なくないと思います。
確かにそうかもしれません。ですが、長い目で見た時に得られるスキルはどうでしょうか?
AIが進化しているといっても、法律業界はまだまだ人の手が必要な世界です。
裁判所に提出する証拠書類はAIにはできません。
法律相談をする際の聞き取りが不十分だとクライアントの人生は大きく左右されてしまいます。
属人生の高い業界なので、今すぐにAIに代替されるということはないと思います。
契約書ひとつとっても、最終的には人の手が入り適宜加筆・修正、チェックが入ります。
AIは人の代替ではなく業務効率化のパートナーと捉えておいた方が良いのかもしれませんね。
これは、パラリーガルに限ったことではありませんよね。
もし、近い将来そのような日が来るのなら早めに法律実務に関するスキルを習得しAIに代替されない専門スキルを身につけておきたいとわたしは思っています。
最近の法律事務所は業務効率化の動きが活発
弁護士業界が激務って知ってましたか?
数年前は、若手の先生が事務所で朝を迎える姿を何度も見てきました・・・。
働き方改革の影響でしょうか。
最近は、法律事務所でも業務効率化の動き、ホワイト企業化が活発な印象を受けます。
ここで皆さんに質問です!
弁護士が業務を効率化するために必要なものはなんだと思いますか?
・メールやチャット、電話・来客対応等 (比較的簡単な事務作業)
・書類作成、事件管理、スケジュール管理 (専門知識が必要な秘書的作業)
見ておわかりいただけるように、パラリーガルがサポートできる部分が大半を占めているんです(弁護士の指示・監督を要する部分を含む)。
つまり、パラリーガルが優秀であるほど弁護士の業務効率はアップするというわけですね。
特に、若手弁護士を中心に優秀なパラリーガルを求める傾向が高まっているともいわれていますが、理解のあるベテラン弁護士もいらっしゃいますのでエージェントからしっかりと情報収集しておきましょう。
余談ですが・・・。
まさかのこんなパターンもあります。
管理職(パラリーガル部門)の力量に左右されるというパターンがあるなんて。もう辞めたい
管理職問題で悩んでいる方も多いのでは?
ここに関しては、また別の記事に書きますね。
わたし自身も非常に悩まされた1人です。
法律(裁判)が以前より身近になった
ネットで検索すれば、法律に関するさまざまな情報が入手できる時代になりましたよね。
アメリカのような訴訟社会とまではいえないものの、ひと昔前と比べ訴訟(裁判)が身近なものになっていると感じたことはないでしょうか。
離婚や交通事故・相続・借金問題などわたしたちの身近な法律問題がなくなることはありません。
さらに、破産など不況ならではの業務が多く発生しますし、一方で景気が良いときは企業法務の案件が増えます。
つまり、景気の影響を受けにくい業界だといえます。
一般的な事務職と比べて専門性が高い
パラリーガルは法律や主に手続き面の知識が必要な職業です。
裁判所により運用が異なったり法改正に伴い柔軟に対応していかなければなりません。
一般事務や秘書などと比べると専門性が高いため優秀なパラリーガルは全国各地の法律事務所で需要があります。
ワークライフバランスが取りやすい
パラリーガルは比較的残業や休日出勤が少なくワークライフバランスが維持しやすい職業のひとつです。
育児や家事との両立がしやすいので雇用形態(正社員のほか契約社員や派遣、パート・アルバイトなど)そのときの家庭環境に応じて働き方を選ぶことができます。
キャリアを継続しながら同じ仕事を続けることができる点もメリットのひとつですし、人生経験豊富なパラリーガルは年齢を重ねてもエキスパートとして活躍することができます。
パラリーガル経験を基にキャリアアップできる
先述のとおり、パラリーガルにはキャリアアップの選択肢が豊富にあります。
これまでは、大手法律事務所へ転職するほか法律系国家資格の取得が王道でした。
ですが、最近のトレンドはなんといっても『ワークライフバランス重視』。
企業の法務部で福利厚生の充実した環境を選択する人が増えたような印象を受けます。
法律系有資格者でなくても、元パラリーガルという実績と専門知識が転職活動で有利に働くケースも珍しいことではありません。
大手法律事務所や法務部がある企業へ転職すれば収入アップも見込めますし、法律系国家資格を取得すれば業務の幅が広がり、独立開業といった道も拓けます!
パラリーガルとしてコツコツとスキルを磨き続けて自分らしい働き方を実現したいですよね
パラリーガルに向いている人
これまで、後輩のOJTを業務の一環として経験してきたわたしが思う『パラリーガルに向いている人』です。
どうですか?いくつ当てはまりましたか?
パラリーガルに向いている人
コミュニケーション能力が高い人
細かい作業が苦にならない人
秘密を守れる人
事務処理スピードが早い人
サポートするのが好きな人
ホスピタリティ精神に飛んでいる人
自ら法律に関する事柄を学ぶ姿勢のある人
報・連・相がきちんとできる人
几帳面でスケジュール調整・管理が得意
柔軟性があるひと など
サマリー
今回は、パラリーガルのお仕事についてみてきました。
法律業界の就職活動は敷居が高い反面、正直あまり給与が高くないことがコスパ重視世代には不人気の理由のひとつかもしれません。
「最初は修行だ!残業は当たり前!」
いったいいつの時代?
と思われるかもしれませんね。
わたし自身は、結婚・出産を機にワークライフバランス重視で好きな仕事も徹底的にやる!と心に決めました。欲張りですよね笑。
時代の変遷に伴って、パラリーガルの働き方も変化してくことと思います。
あまり年齢を重ねてしまう前にパラリーガルとしての基礎的なスキルを身につけて将来のキャリアアップに繋がる準備をされることをおすすめします。
もしご興味があればぜひチャレンジしてみてくださいね!