法律事務所に相談したいけどどうしようか迷っている
こんなこと聞いたら弁護士や司法書士などの専門家に怒られるんじゃないか
どんな基準で専門家を選んだらよいかわからない
ネットで調べれば自分で対応できるんじゃない?
こんにちは、MFK’s ROOM(もふこずるーむ)中の人・もふこです。
今回は、『はじめに〜法律相談をするか悩んでいる方へ〜』と題して法律業界10年超のもふこがお伝えしていきます。
後半では、弁護士や司法書士などの選び方のコツやNG例などもお伝えしますので、ご参考になさってください。
【原因】「弁護士怖い」法律事務所の敷居の高さに悩む
今、ここにきてくださっている方は、おそらく何らかの法律問題を抱えている方だと思います。
1人で抱え込んでいませんか?
「法律事務所に相談したいけどどうしようか迷っている」
「こんなこと聞いたら弁護士や司法書士に怒られるんじゃないか」
「緊張して悩んでいることをうまく伝えられないかもしれない」
「ネットで調べれば自分で対応できるんじゃない?」
このようなお気持ちは、わたし自身も依頼者側だった過去があるのでよくわかります。
弁護士事務所や司法書士事務所などの専門家へ相談する際の敷居の高さ
ズバリ!
こんな理由ではないでしょうか?
わたし自身は、事務所の中にいる人間なので以前ほどこのように感じることは少なくなりましたが、それでもやはり独特の緊張感を感じる部分はあります。
“法律”という言葉のインパクトで敷居の高さをイメージしてしまうんですよね。
このイメージが法律相談をしたい人にとっては大きなハードルとなってしまいます。
勇気を出して行動すれば未来が見えてくる
わたしは、法律業界に就く前にとある法律問題で悩み極度の緊張状態で弁護士事務所に相談に行きました。
孤独でとても辛い思いをしました。
結果的には、担当の弁護士の先生が期待以上の良い解決へと導いてくださったので今でも大変感謝しています。
自分が依頼者側だった経験があるからこそ、法律相談を希望されて電話やメールをくださる方はかなりの勇気を振り絞ってアクションを起こしてくださっていることがよくわかります。
「あのとき勇気を振り絞って相談に行ってよかった」
と心から思います!
法律相談に行くメリット・デメリット
弁護士や司法書士などの法律の専門家に相談に行くことで得られるメリット・デメリットをまとめてみました。
中でも、個人的にはメンタル面の影響が大きいのではないかなと考えています。
メンタルが低下してしまうとさまざまなところに影響が出てしまいますので気をつけたいですね。
仕事中いつも頭の中が悩みごとでいっぱい。。
ミスして怒られるし最悪。
メリット | デメリット |
---|---|
問題の早期解決に向かえる 最適な解決方法を見極められる 前向きな気持ちでいられる(精神衛生上 ) | 自分の置かれている現状を把握できるいつまで経っても問題解決に至らない 誤った方法に進んでしまう可能性がある メンタルが低下し病気になる可能性もある | 自分の置かれている状況を把握できない
やるべきことが見えたからメンタルも維持できて乗り越えられました。
ネットの情報を鵜呑みにしすぎるのはNG!
これは、法律問題に限らず医療系のお悩みにもいえることですが、ネットの情報を鵜呑みにしてしまうと手遅れになってしまうこともゼロではありませんので要注意です。
chatGPTなどAIの進化にともない、さまざまな情報を簡単に手にすることができる時代になりましたね。
わたしのようなライターやブロガーの世界も例外ではありません。
AIに記事を書かせることが常識となりつつあります
(わたしはほぼ使っていませんが)。
ですが、AIに書かせた記事をそのまま使えるほどには成熟していないというのが現状です。
そこで、このような疑問が湧いてきます。
- AIの回答やネットにある法的な情報を信頼してよいのか?
-
法律事務所や国が出しているような基本的な解決事例などは信頼して良いかと思いますが、全てが自分に当てはまるかどうかは別問題です。解決するための指針を示すためには、詳しい事情を聞き精査しなければわからないことも多いので、参考程度に留めておきましょう。
個々人の事情を漏れなく汲み取ることができない。
AIの情報は若干古いので法改正などの最新情報が反映されていない。
(chat GPTは2023年8月16日時点で2021年9月までの情報が反映されています)
質問する側もどのようなことが問題になるのかを熟知していなければAIに適切な指示を出せないので、最適解を導き出すことが難しい。
わたしが運営しているこのブログも同じですね。
見てくださっている方の個別の事情の詳細までは残念ながらわかりません。
なので、一般的に問題となりやすい部分を考えて、少しでもお役に立てたらという思いで情報をシェアしています。
無料法律相談を賢く利用しよう!
弁護士事務所や司法書士事務所、行政書士事務所では無料相談を行っている事務所がたくさんあります。
それぞれ、専門分野が違いますのでどの分野に強い事務所かをホームページなどで確認されるとよいと思います。
「弁護士だから法律問題を何でも解決できる」
と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
例えば、お医者様が内科、整形外科、婦人科、眼科など専門領域で活躍されているように法律業界でも専門もしくは得意な領域で活動している先生が多いのが最近の特徴のように感じています。
もちろん、大規模事務所や中規模事務所ではチームに分かれてさまざまな事件の対応をしている事務所が多いのでそこまで問題にならないと思います。
一方で、小規模事務所では、その先生の専門分野に特化している場合も多いので小回りが効くというメリットもありますね。
ただし、実際に相談をしてみないとわからない部分もありますので、無料相談を活用してご自身のお悩みの分野に関して得意な事務所選びをされることをおすすめします。
弁護士・他専門家の選び方のコツ
【結論】
法律相談に何ヵ所か行き自分に合った(納得した)事務所を選ぼう!
対応できるツールが充実しているか(zoomやGoogle meetsチャットツールなど)もチェックしておきましょう。
相談に対して得られる回答が異なることもあるので、自分の希望するゴールに近い方針で進めてもらえる専門家を選択することができる(ただし、相手方がある場合など必ずしも希望通りのゴールに至らないこともあります)。
事務所によって料金設定などが異なるので、事前にどのくらい費用がかかるのか把握し比較検討することができる。
事務局や弁護士との相性を確かめられる。
対面(オンライン含む)でしか得られないアドバイスを聞くことができる。 など
これらはあくまで代表的な例です。
相談内容等により異なることもありますので、その点についてはご了承くださいね。
ここに挙げた中で、ご自身が重要視する点はどこでしょうか?
依頼する専門家の選択を誤ってしまうと取り返しのつかないことになりかねませんのでNG例も確認しておきましょう。
専門家選びNG例① 専門分野ではない弁護士・司法書士
例えば、担当する弁護士の専門分野が異なると、回答に時間がかかります。
また、もしも裁判に発展すると知識や経験量不足が原因となり不利になってしまう可能性もあります。
例えば、医療過誤や知的財産関係の問題に関しては対応できる先生は少ない印象です。
専門家選びNG例② 事務局や弁護士・司法書士との相性が悪い
事務局や弁護士との相性は、事件解決の大切な要素のひとつだと個人的には思います。
法律相談時に難しい法律用語ばかり使って意味がわからない
高圧的な態度で言いたいことや聞きたいことが聞けない
一方的な解決策ばかり提示して、こちらの意見を聞いてくれない
事務局の対応が雑、感じが悪い
レスポンス(返事)が遅い
事件を放置されている
レスポンスに関しては、弁護士・司法書士の先生は、裁判などで外出していたり相談対応中ということも多いので、いわゆる「即レス」はなかなか難しいのが現実問題としてあります。
この点に関しては、先生方も頭の痛い問題でもあると思いますのでご理解いただけたらと思います。
解決策としては、(事務局で丁寧な聞き取りをしたうえで折り返し対応をすることがほとんどだといますが)緊急時の連絡窓口などを事前に聞いておくと安心ですね。
「解決」というひとつのゴールまで伴走してくれるパートナーとなるわけですから、失敗しないためにもこの点をご参考にしてみてくださいね。
専門家選びNG例③ 料金が明確ではない
相談の際に、何にどのくらいの料金がかかるのかを明確に提示してくれるかどうかも確認しておきましょう。
この辺りが明確でないと、後々追加費用の請求があった際にトラブルとなる可能性もあります。
サマリー
身近で弁護士や司法書士などの専門家がいない方は、弁護士選びにとても苦労すると思います。
どこに行けばよいかわからないですよね。
普通は、1度きりの人生のうち法律の専門家に相談する機会は1度あるかないかです。
ですので、無理もありません。
わたし自身は、過去に交通事故や家族がトラブルに巻き込まれた経験があり、そのときに助けていただいた専門家の皆さんには大変感謝しています。
このブログに来てくださった皆様が1日も早く問題を解決されることを心から願っています。
Instagramでも情報発信をしていますので、お気軽にフォローしてくださいね。