はじめまして。
数あるブログの中から訪れてくださりありがとうございます!
現役パラリーガルのもふこといいます。
💎2児の母
💎パラリーガル歴12年目
💎ねこ🐈・アート🎨・スポーツ観戦が好き
シリーズ「パラリーガル実務基礎マニュアルParalog〜Work Tips〜」を立ち上げました。
気がつけばパラリーガル歴が10年を超え、備忘も兼ねて自分の経験してきたことを残していきたいと思います。微力ながらこれからパラリーガルを目指す皆さんのお役に立てば幸いです。
では、さっそく!
記念すべき1ページ目は、パラリーガル人生の第一歩👣を踏み出す準備となる【就活編】からスタートです!
\今回のポイント/
- パラリーガル案件の多い求人サイトを利用する
- 自分の行きたい法律事務所があれば迷わず応募する(わたしはそうしました!)
- 転職組は転職エージェントの活用も視野に入れる(自分に合った事務所を見つけやすい≒マッチング率UP)
- 面接対策を怠らない(第一印象は重要、事務所によっては筆記テスト等あり)
- 身だしなみ&持ち物チェックリストをチェックして自信を持って面接に臨もう!
- 入社前に準備しておくこと(一般事務スキルは必須・法律知識のインプットがアドバンテージに)
パラリーガルに限ったことではありませんが、一般常識と一定基準の事務スキルは備えておきましょう。
パラリーガル求人サイトのおすすめはどこ?
- 全国の各弁護士会の求人(事務職) ex.東京弁護士会、第一東京弁護士会、第二東京弁護士会
- 派遣会社(アデコ、リクルートなど)
- 転職エージェント(
リクルートエージェント、LEGAL JOB BOADなど) - パート・アルバイト情報サイト(indeed、主婦JOBなど)
どれを選択すれば良いかわからない方は、まずは転職エージェントに登録してみることをおすすめします。業界特有の情報や事務所の特徴を聞くことができるかも!第三者目線でゴールを目指せるのはメリットですよね✨
その求人情報どんな人が向いている?
あくまでも実務経験者としての一意見ですが参考にしてみてくださいね。
弁護士会の求人に向いている人
・自分の携わりたい特定の分野がある程度固まっており、尊敬する先生の元で学びたい人
転職エージェントに向いている人
・時間を無駄にせず効率よく転職を成功させたい人
・正社員として自分に合った企業への転職を考えている人
・スキルアップを図りたい人
・収入アップを狙いたい人
派遣に向いている人
・ある程度の収入が必要な人
・いきなり正社員ではなく、まずはパラリーガルの仕事をやってみたい人
・数年後に資格取得を目指している人
求人サイトに向いてる人
・最も手軽な探し方!
・将来、弁護士を目指している学生さんや社会人受験生におすすめ!
やりたい分野が決まっているのなら弁護士会の求人から1つずつチェックして探す方法が良いかもしれません。
まずは、派遣で実務の世界を見てみるという方法も。
直接雇用に切り替えができる場合もありますし(わたしの同僚がそうでした)、派遣会社が間に入ることで未経験分野に対するハードルの低さと派遣会社の担当者に相談ができる点、大手派遣会社なら福利厚生も安心です。
一方で、本腰を入れてこの業界で正社員としてガッツリやっていこうと思われるなら転職エージェントで担当者のアドバイスを受けながら進めるのが断然効率的ですのでおすすめです。
パラリーガル向けの転職エージェントを活用しよう!
法律関係に強い転職エージェントのうち、わたしがおすすめのエージェントを絞りピックアップしてみました。
転職エージェントは2〜3社ほど登録しておくと効率よく探すことができると思います。定期的に配信される求人情報は、近時の動向を把握できるので、今でもとても役に立っており参考にしています!
この2社はマストです!「リクルートエージェント」は法律業界に特化しているわけではありませんが、幅広い情報に触れることができ自分のキャリアパスを考えるきっかけにもなるので、近い将来きっと役に立ちます。
また、士業に特化した転職エージェント「LEGAL JOB BOAD」はパラリーガル情報が豊富に掲載されているので事務所の特色など比較するのに役立っています。
\大手企業から法律事務所まで幅広くカバー★パラリーガル経験を活かせる求人が多いので私も登録してます /
履歴書と職務経歴書の準備は万全に!
写真は清潔感重視で綺麗に撮れたものを使用してくださいね。
近年はPCスキルを見るという側面から履歴書・職務経歴書はPC
で作成しオンラインで提出することが主流となっています。
手書きの場合は、修正ペンや修正テープを使用せず綺麗な文字を書くことを心がけましょう!
履歴書や職務経歴書は、自分自身の第一印象を左右する重要な書類であることはいうまでもありません。
小規模事務所の場合はボス弁(代表弁護士)が直接書類選考を行います。
中規模・大規模事務所の場合は採用担当者が書類選考や一次面接を行うことが一般的ですが、書面上で自分のスキルや経験を的確に伝えるために、準備は万全にしておきましょう!
まず、記載内容に誤字脱字や抜け漏れがないか確認します。
特にパソコンスキルについては、具体的なソフトウェア名や使用経験年数、実績などを記載することを忘れないようにしましょう。
例えば、WordやExcel、PowerPointの基本操作はもちろん、Excelでの関数利用やPowerPointでのプレゼン資料作成など、具体的なスキルを明示します。
最近では、Googleドキュメントやスプレッドシートなどを使用している先生も多く事件管理を行うために基幹システム(Salesforceやkintoneなど)を導入している事務所も少なくありませんので、使用経験がある方は漏れのないように書いてくださいね。
また、パラリーガルという業務の性質から細かな点にも細心の注意を払いましょう。
誤字脱字がないのはもちろんのこと形式が整っているかなど、ダブルチェックはマストです。
確かに、裁判所や関係各所に提出する公的書類などに誤字脱字が多いと事務所の信用にも関わるよね・・・。
なお、職務経歴書はわかりやすく、論理的にまとめられているかも重要なポイントです。
心配な方は転職エージェントの担当者の方に添削してもらうなど工夫して準備しておいてくださいね。
書類が丁寧に整っており熱意が伝われば、面接へとつながるチャンスが広がります!
法律事務所の面接の際に注意すべきこと
法律事務所の面接の際に注意すべき点をまとめました。
事務所によりカラーが異なりますので、一律とまではいえませんがご参考になさってください。
面接の事前準備のポイント3つ
- 事務所の概要や業務内容、主な取り扱い分野について公式ホームページや公式SNSでリサーチし理解を深める
- 自分の強みや志望動機を明確にし、具体的な事例と共に伝えられるよう書き出し整理する
- 面接で予想される質問に対する回答を練習する
(一例)
・当事務所を選んだ理由は?(具体的に)
・他事務所も面接していますか?
・これまでの経歴についての質問(具体的な実績など)
・あなたのアピールポイントは?(長所と短所は)
・事務所内でどのようなことに貢献できますか?
・入所したらどのようなことにチャレンジしてみたいですか?
・得意な科目は?
・趣味は?
面接時の服装&持ち物チェックリスト
基本 ビジネススーツを着用し、清潔感のある身だしなみを心掛ける
※事前に事務所ホームページなどで雰囲気をリサーチするとgood!
オフィスカジュアルOKな事務所であれば、女性はジャケットにシンプルなボトムスかスカートでもOKかと。詳しくは下記のチェックリストを参考にしてくださいね。
面接時の身だしなみ&持ち物チェックリスト
清潔感
髪型は整っており、フケや寝ぐせでボサボサになっていませんか?
ビジネススーツ(ダークカラー推奨)
※オフィスカジュアルOKな事務所の場合は、ジャケットにシンプルなボトムスかスカートでも
シャツはアイロンがけされ、シワはありませんか?
靴は磨かれていて、汚れや傷はありませんか?
※女性のパンプスはヒール部分もチェックしピンヒールは控えた方がよいかもしれません
女性の場合、スカートの丈は短すぎず、ブラウスの透け感はチェック済みですか?
シンプルで控えめなアクセサリーを選びましたか?
腕時計は派手すぎませんか?
メイクはナチュラルで、派手すぎませんか?
香水やコロンは控えめに使用し、香りは強すぎませんか?
体臭ケア、口臭ケアはしましたか?
※体臭や口臭はなかなか他人からは指摘しづらいものです。携帯用の汗拭きシートやマウスウォッシュも便利なのでおすすめですよ。
緊張すると汗すごいし口臭も気になる。面接官と離れているとはいえ心がけておきましょ。
髪は清潔で整えられており髪色は派手すぎませんか?
髭は剃るか整えていますか?
爪は長すぎず整えられており清潔ですか?
ネイルはナチュラルで派手すぎませんか?
A4サイズの書類が入るシンプルなビジネスバッグで汚れていませんか?
面接に必要な書類や筆記用具が揃っていますか?
汗拭きシートやメイク直しグッズ、ハンカチ、ティッシュなど
※あると便利ですよ!
姿勢はまっすぐ!歩き方や立ち振る舞いが堂々としているか意識しましょう!
このチェックリストを参考に、面接当日には自信を持って臨んでくださいね!
面接を受ける際の注意点【時間厳守】
余裕を持って到着できるように、面接会場へのルートを事前に確認し遅刻しないよう注意しましょう!
電車遅延情報や天気予報☔️のチェックなども忘れずに。
面接時のマナー
- 面接官の質問に対して、明確かつ簡潔に答える。
- 法律事務所にふさわしい丁寧な言葉遣いを意識する。
- 自信を持って話しつつ、謙虚な姿勢も忘れずに。
- 面接中は姿勢を正し、面接官と適度に目を合わせ、真摯な態度で臨む。
質問の準備
- 面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれることが多いため、事務所や業務に関連する質問を用意しておく。
【筆記テストと対策】一般常識問題、法律知識問題
- 面接で法律の基本的な知識や、最近の法改正などについて質問される可能性があるため、最新の情報を確認しておく。
タイピングスキルテストと対策
苦手な人は練習しておきましょう!
業務上、電話をかけながら同時入力することも多いですよ。
パラリーガルの仕事はパソコンスキルが欠かせません。
タイピングスピードはブラインドタッチができるレベルが必要です。
これは、業務を円滑に進めるうえで必須のスキルですので、不安がある方はタイピングスピードをアップする練習をしておきましょう。
こちらへ
練習したい方はキャリアプランを明確にしておく
- 自分のキャリアプランを説明できるようにし、事務所での働き方や成長イメージを具体的に持っておく。
自分のアピールポイントをまとめておく
- 法律業界での挑戦や成長に対する意欲を示すことで、前向きな姿勢をアピールする。
過去の経験を簡潔に言えるようにまとめておく!
- これまでの経験がどのように法律事務所で活かせるかを考え、具体的なエピソードを交えて話す。
これまでの自分の経験を棚卸しする良い機会になります。
事務所の得意分野や求めている人物像に自分がマッチしているか、足りない部分はどのようなところなのか冷静に見つめ直すことができます!
今できなければ少しづつできるようになればいいんです!
自分が成長するチャンスだと思いポジティブに捉えてどんどん進めていきましょう。
面接後の丁寧なお礼も忘れずに
面接後のお礼はその日のうちにできるだけ早めにメールで送るのが一般的です。
エントリー時の文面からも人柄が伝わりますが、面接後の対応もまた人柄やビジネスマナーを見られているといっても過言ではありません。
とはいえ、過度に緊張しすぎる必要はありませんので誤字脱字がないかなどの最低限のチェックとビジネスマナーを心がけて送りましょう。
一般企業においては面接希望者が多いこともあり面接後のお礼メールは直接合否に関係ないなどといわれていますが、よほど大きな弁護士法人でない限り、面接後のお礼メールは有効だと思います。
特に、中小規模事務所では有効です。
⚠️メールを送る際の注意点
- 誤字脱字のダブルチェック(事務所の正式名称、役職名や担当者名に間違いはないか)
- 長すぎないか
- 意欲は伝わるか
- 簡潔に書かれているか
- 面接後なるべく早めに送る(時間が経つほど「ルーズな人なのでは?」と思われて逆効果です)
以下、メールの例文をご紹介しますね。
件名: ⚫️月⚫️日の採用面接のお礼(氏名⚫️⚫️)
【法律事務所名⚫️⚫️】※「⚫️⚫️法律事務所」「弁護士法人⚫️⚫️」など省略せずに正式名称を書きましょう
【部署名 役職 担当者名⚫️⚫️⚫️⚫️】 様 ※もし聞き忘れてしまったら「採用ご担当者様」でOKです
お世話になっております。
本日、面接をしていただきました【(氏名)⚫️⚫️】です。
この度は、お忙しい中、貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました。
面接の際には、【法律事務所名⚫️⚫️】様の業務内容や理念について詳しくお話を伺うことができ、大変勉強になりました。また、【面接で得た具体的な内容や学び】について、非常に興味深く感じました。
【法律事務所名⚫️⚫️】様のもとで、これまでの経験やスキルを活かしつつ、さらに成長していけるよう努力を重ねていきたいと強く感じました。ぜひとも貴事務所(又は貴所)にてお役に立てる機会をいただければ幸いです。
改めて、本日の面接の機会に感謝申し上げます。何卒よろしくお願い申し上げます。
末筆ながら、貴事務所(又は貴所)のますますのご発展をお祈り申し上げます。
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(氏名)⚫️⚫️⚫️⚫️
〒⚫️⚫️⚫️-⚫️⚫️⚫️⚫️
東京都⚫️⚫️区⚫️⚫️
電話:⚫️⚫️⚫️-⚫️⚫️⚫️⚫️-⚫️⚫️⚫️⚫️
メールアドレス:⚫️⚫️⚫️⚫️@⚫️⚫️⚫️⚫️.⚫️⚫️.jp
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わたしが面接した当時は、なんと・・・お礼のお手紙を送るのが主流でしたが今は違いますね(時代を感じる・・・)。実際、わたしが勤務する事務所でも面接後のお礼はメールで送られてくることが主流ですのでメールで十分です。
面接時は緊張して伝えきれなかったことをサラッと伝えてもいいのかな?
もちろん大丈夫!
ただし、長すぎないように気をつけてね。
内定が出てから初出勤までにすべきこととは?!
事務所によって異なるかもしれませんが、法律事務所で勤務する準備として特別な何かを学び準備を求められるケースは少ないと思います。
報道番組や朝のニュースをまめにチェックして世間で何が起きているのかなどは把握しておくことは大切です。
まさに、こんな時のために基本をギュッとまとめたノートを作りたくてこのシリーズを始めたので、わたしのサイトも利用してくださいね、更新頑張ります✨
ちなみに、私は最終面接の際に必ず「もし、内定をいただけた場合に入所前の準備として何か学んでおくべきことはありますか?」と質問していました。
もちろん、内定をいただいた後でもよいかとは思いますが、たとえ実務経験がなくても自ら学ぶ前向きな意欲がアピールできますよ。
業務上よく使うツールは以下をご参考にしてくださいね。
パラリーガルの仕事をするうえで必要な事務スキル
- パソコン(メール、Word、Excel、 PowerPoint、ドキュメント、スプレッドシート、PPFなど)
練習したい方はこちらへ - チャットツール(ChatWork、Slackなど)
- その他各種基幹システム(Salesforce、kintoneなど)
- オンライン会議ツール(Teams、ZOOM、Google meetなど)
- 一般的な事務スキル(FAX、コピー、スキャン、PDF化、郵便対応など)
サマリー
テレビや映画などの影響もあり、数年前と比べてパラリーガルの仕事は少しずつ認知されるようになってきました。
正直にいうと国内の法律事務所はそれほど年収は高くないと感じる方も多いかもしれません。
ですが、少しづつキャリアを積んで自分の強み(英語や行政書士などの資格取得)を活かして収入を上げていくことは可能です。
また、近年は比較的ワークライフバランスも取りやすくなってきました!
OJTの整った新興系の法律事務所も増えていますので「先輩の背中を見て学べ」的な事務所は少なくなっているように感じます。
まずは、基礎を学ぶつもりで、3年ほど勤務してから自分のやりたい分野の取り扱いがある法律事務所や一般企業の法務部に転職する人は一定数いますので、将来を見据えてぜひ一歩踏み出してみてください!
応援しています!
次回は「#2 法律事務所におけるパラリーガルの業務(仮題)」でお会いしましょう✨
最後までご覧いただきありがとうございました✨